不妊治療記録→ただの通院記録(43歳でKLCを中退)

AMH0.472 PGT-A 乳がん 突発性難聴 

採卵周期D8(KLC採卵21回目・PGT-A⑬)43歳

2022年5月31日(火)

E2 171
LH 3.4
FSH 11.1

 

あまりお見掛けしない男の先生。

卵胞サイズをど忘れ。(13㎜だったかな?10㎜は越えてたと思う。)

ホルモン値問題なし。

今日と2日後(6/2)で2回注射を打って4日後(6/4)に診察。

そこで順調なら6/6に採卵になるとのこと。

 

前回の採卵は、卵の成長が遅かったから勢いがなくて凍結まで行けなかったんですかね?と聞いたら、成長のスピードはあまり関係ないという返答だった。

やっぱ歳のせいか。

 

10階には初診の患者さんも少なかったし、

他の患者さんほとんど居なくて

採血→内診→診察まではサクっと終了。

注射待ちが30分だった。

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8:00枠で予約

7:50 受付→注射

8:15 内診

8:30 診察

9:00 注射

PGT-A⑪結果説明

2022年5月28日(土)

PGT-A⑪の結果説明の日。

もちろん担当は黒田先生。

 

まずは結論から。

モザイクではなく、Xモノソミーのターナー症候群だった。

性染色体の異常の場合は確かに色々説明が必要だから、

「詳しいご説明が必要な検査結果」となるんだなと納得。

 

「詳しいご説明が必要な検査結果」の場合、

モザイクだけでなく、このパターンもあるのかというのが今回の学び。

 

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ターナーの話。

 

今すぐ移植するのはおすすめしない。

(移植すると着床する可能性が高い。流産すれば数か月のロスになるから。今は採卵を優先した方がいい。)

でも廃棄してしまったら終わりだから取っておく、と先生。

(もう採卵しても卵子が取れない、正常胚もない、最後の最後にダメ元で移植するというような場合の為に取っておく。)

 

PGT-Aは胎盤の所の細胞を取って検査をしているから、赤ちゃんになる部分は実際はどうなっているか分からなない。

(PGT-Aの精度は95%だから、5%は正常かもしれない?←ここはちゃんと聞いてなかった。)

 

もし移植したらどういう経過を辿るか?

この子の場合、6週とかの初期の流産じゃなくて、10週は越えていくだろう。

そうすると必ずエコーで首の浮腫みが分かるから、詳しく病院で診てもらいましょうとなる。そうすると、11~12週くらいで絨毛検査をする事になる。(浮腫みが出ている段階でグレーなので、より安全な羊水検査まで待たない。母体の為にも赤ちゃんの為にも結果が早く出た方が良いという考え。)そうすると、15週くらいで結果が分かるから、どうするのか決められる。

 

ターナーは、ほとんどが流産する。ターナーで産まれてこれる人というのは本当に少ないし、実はモザイクの可能性が高い。通常の血液検査で調べてモザイクにならなくても、どこか別の場所の細胞を取れば、正常な染色体が出てくるはず、らしい。

 

もし産むのであれば、最初から分かっているのだから、治療の計画と立てられる。

何歳になったら成長ホルモンの注射をする、とか。20年後なら卵子提供など生殖医療が今よりも進んでるはずだから、出産も出来るだろう。

 

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なかなか黒田先生にはお会いできないので、前から聞きたかったことなど質問してみた。

 

★私のPGT-Aの結果は、「複雑な異常」が多いように感じるけど、どうですか?

→そんなに多い訳ではなく、年相応とのこと。

 

★最近、凍結までいけないことも出てきたんですが…

→確かにじわじわ(年齢の影響が)きているけど、急にゼロにはならない。調子が合えば取れる、大丈夫。

 

★もし適胚が出た場合、トリオ検査はやった方が良いと思いますか?

→流産してるから医学的に言うと必要ないとは思う。医学的な事は置いておいて、移植した後にやっておけばよかったと後悔するよりも、やって気持ちが楽になるならやった方が良い。気持ちって大事だから。

 

★PGT-Aの結果が今回出るまで長かったけど、今後もこういう傾向なのですか?

→今後は次の次の採卵には間に合うようにしたいということで、今はシステムの改善をしているところ。目標は1か月半だけど、実際は2か月くらいになりそう。

2~4月の頃にシステムを変更したから、ちょうどその頃に採卵した分は結果が出るのに時間がかかった。モザイク胚などの難しい胚の判断は黒田先生と院長で話し合って決めているそう。

(お忙しいであろう2人が揃わないといけないのだから、時間がかかるのもしょうがないと思った。)

 

★モザイク胚の優先順位について。トリソミーよりもモノソミーが優先な理由は?

→ダメな時に結論が早く出るから。(だから、生まれて来れる可能性のある3種類のトリソミーが一番優先順位が低い。)先生曰く、PGT-Aをやっている人というのは時間との勝負だと思うから、そういう優先順位で考えている。

 

最後に。

黒田先生曰く、このターナーの子のPGT-Aの結果は、

常染色体の所は本当に綺麗だから、今の卵子精子でこの綺麗なのができるということ。

今までの経過を見ると苦戦はするとは思うけど、チャンスはあるというお話だった。

 

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感想。

モザイク胚の予習のおかげで低頻度モザイクで上手く行く場合も結構あると分かったので、

本当に本当に、心の底から移植可能な低頻度モザイクであって欲しかった。

これに尽きる。

(モザイクじゃないのがショックで、今日は泣きながら先生の話を聞いた。)

 

でも。

黒田先生のお話聞いて、また前向きに採卵やろうと思えたから良かった。

採卵がんばろ!

モザイク胚について予習

2022年5月27日(金)

明日、モザイク胚の説明を聞きに行くので予習。

 

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★PGT-Aで生検するのは、栄養外胚葉(胎盤になる部分)

 

★モザイク胚の種類

(画像は下記サイトよりお借りしました。)

PGT-A最大の問題 〜モザイクについて〜 - なかむらレディースクリニック|大阪の不妊治療・体外受精専門クリニック

 

https://armt.net/images/files/PDF_files/IVP-News_PDF/article2019/ivpnews-190630-01-01.pdfより

★モザイク胚の移植成績

40%未満のモザイク胚の成績は良好。

40~80%のモザイク胚は妊娠率が低い。

複数のモザイクを持つ胚は、更に成績が悪い。

★モザイク胚の遺伝的解析

モザイク頻度が高い場合、TEやICMの一致率が高い傾向がある。

(TE=栄養外胚葉 ICM=内部細胞塊)

モザイク頻度が低い場合、TEとICMの一致率が低く、多くの胚が正倍数体だった。

 

https://www.stmother.com/wp-content/uploads/2021/01/210105_2.pdfより

★モザイク胚1000例の結果

46.5%が着床

37%が妊娠継続・出産

20.4%が中絶

★移植の優先順位

①モザイクモノソミー:移植(45,Xを除く)

②モザイクトリソミー(単一の染色体で):モザイクのレベルと染色体種類を考慮して

 1.移植可能なトリソミー:1,3,4,5,6,8,9,10,11,12,17,19,20,22番染色体,X,Y,染色体

 2.片親性ダイソミー:(14,15番染色体:Prader-Willi症候群、Angelman症候群)と子宮内胎児発育不全に関連するトリソミー(2,7,16番染色体)は優先順位を下げる

 3.生存可能なトリソミー(13,18,21番染色体)は最も優先順位を下げる

 

 

★モザイク胚移植でモザイク児が誕生した症例

ameblo.jp

 

★下記サイトの「染色体異常の種類」の所の表

human-investor.com

採卵周期D3(KLC採卵21回目・PGT-A⑬)43歳

2022年5月26日(木)

 

E2 24
FSH 10.1

 

ホルモンの数字問題なし。

次回D8(5/31)に診察。

今回も注射を使って行くことになるだろう、とのこと。

 

モザイク胚が低頻度なのか高頻度なのか気になるので、

軽く教えてもらえないかと思って、

診察の時に聞いてみたらダメで、

ちゃんと遺伝の先生に聞いてくださいと言われた。

 

クロミッドを飲むのを忘れないように。

PGT-A⑪結果

2022年5月23日(月)

15:22にメール受信。

 

結果→B判定(と思われる)

 

  胚盤胞(個) 採卵日 結果日(日数) 正常胚(個)
PGT-A① 1 2020/3/9 4/29(51)  0
PGT-A② 2 2020/4/20 5/28(38)  0
PGT-A③ 2 2020/7/31 8/28(28)  0
PGT-A④ 1 2020/9/23 10/21(28)  0
PGT-A⑤ 1 2021/2/20 4/7(46)  0
PGT-A⑥ 2 2021/3/19 4/28(40)  1
PGT-A⑦ 1 2021/4/15 5/26(41)  0
PGT-A⑧ 1 2021/12/23 2/12(51)  0
PGT-A⑨ 2 2022/1/18 3/4(45) 0
PGT-A⑩ 0 2022/2/15 検査出せず -
PGT-A⑪ 2 2022/3/14 5/23(70) 0
PGT-A⑫ 0 2022/4/12 検査出せず -

※結果日(日数)→(日数)は採卵日から結果メールが来るまでの日数

 

正常胚の確率1/15=6.7%

 

とにかく結果が出るまでが長かった。

とりあえず、B判定の詳しい内容もまだ聞いてないし、

(翌日の5/24にPGT-A担当からメール来て、

5/28に結果説明を聞きに行くことになった。)

リセット来たので今周期は採卵する。

 

できれば、採卵→PGT-Aの結果→採卵or移植にしたいから、

PGT-Aの結果がもう少し早く出ると良いんだけど。

 

これからの目標は、

というより希望は、

正常胚の移植をあともう1回すること。

 

まずは、今周期の採卵に集中しよう。

採卵周期D23【凍結確認】(KLC採卵20回目・PGT-A⑫)43歳

2022年4月19日(火)

 

結果→凍結ゼロ

 

 

いつも通りの楽観主義で2個とも凍結できると思い込んでたのでかなりショック。

今回は卵胞が育つのも遅かったし、連続採卵で卵巣が疲れてたのかな。

やはり来周期はお休み。

43歳だし、こういう事も増えてくるのだろう。

今回は、高いお勉強代だったと思うことにする。

連続採卵は2回までにして、必ずお休みを入れるようにしよう。

 

金銭的にも厳しいし、採卵しても凍結できないとなると、

ぼちぼち治療の止め時も考えないとなーと思う。

旦那にも時々言われるようになった。

でも、今すぐにやめようとも思えないし、

自分にはまだチャンスがある、

もう少し頑張れば妊娠できると思っている。

 

とりあえず、お休みだ!

来月の中旬には3月採卵分のPGT-Aの結果が出るだろうし、その時にまた考えよ。